フランスで感じた「おや?」っとポイント4選をご紹介。ぜひ聞いてもらいたいフランスはこんな国。

パリ
夜のエッフェル塔

世界の観光客を魅了するパリ

皆さんご存じの通りフランスは毎年世界でいちばん観光客が訪れる国となっていて、エッフェル塔や凱旋門をはじめとした観光地はもちろんのこと、普段人々が生活している街並みやその生活の風景が美しく訪れる人を魅了しています。

フランスで感じた違和感

そんなフランスですが、住んでみると「おや?」と思うことがいくつも出てきます。そんな筆者の感じたおやっとポイントをご紹介します。というか聞いてください!

おやっとポイント①

フランスに住んでまず驚くことが犬のフンがとにかく多いこと。シャンゼリゼ通りやパリ中心地にあるホテルの周りなどは犬の散歩をする人はほとんどいないため遭遇率は高くありませんが、少し住宅街に入るとそこにはもう落ちてる落ちてる。。

子供なんて特に注意をしないので一緒に歩いているときは親が注意して見るようにはしていますが、いつ踏んでもおかしくないレベルです。昨今は罰金制度も導入されだいぶ減ってきているとはされているもののそれでもまだまだ見かけますね。

おやっとポイント②

パリといえばパリジャンにパリジェンヌ、エレガントに歩いている姿を想像してしまいます。みなさん小顔だし鼻は高いし、スタイルはいいしきれいに着飾っている人たちとすれ違うこともあって確かにエレガントではあるのですが、働き方までエレガント!

子供の小学校の手続きで役所のオンライン登録をすると、「追ってご連絡します」とのメッセージが表示されました。親としてはできるだけ早く学校をスタートしたいと、連絡はまだかまだかと待つ日々でしたが3日・4日と過ぎていき、一週間となる日にしびれを切らして朝いちばんに役所へ直接訪問しました。

本館の受付の方から、子供管轄の部署は別の建物との案内を受けそちらへ移動、インターホンを鳴らします。女性の方の対応で子供の小学校登録の話がしたいと伝えると、受付は午後午後2時半からとの案内を受けました。話を聞いてもらえるなら一歩前進かと心が軽くなったのを覚えています。

午後2時半に再訪、案内通りちゃんと正面の扉は開けてもらえましたが、そこには何も書いていない扉がズラリ、どこに行けばいいのかわかりません。端からノックをして要件を伝えますが、「ここじゃない」の返事が続きます。

ようやく担当者がいるらしい部屋で中に入れてもらい、事情を説明すると1枚のメモを手渡されます。そこにはメールアドレスのみが書かれており、マダムからは「ここに連絡して」と一言だけでそれ以上ここでは何もできないと言われ退出です。

どうして管轄部署なのになにもできないのか、ほかに担当者がいるならどうしてその場で電話して現状を確認してもらえないのか、そしてなぜここではできないとせめて朝言ってくれなかったのかと、もう玄関を出た時のやりきれなさと言ったらありませんでした。

そう、これがフランスなんです。何度も感じてきたこの感覚、この働いている人が優先なシステムはお互いにそのスタンスであればこそ成り立っているのでしょうが、おもてなしの精神を掲げる日本から来た人にとっては受け入れるのに時間がかかります。いや、もうあきらめていくしかないんだと思っています。

おやっとポイント③

パリ市内と周辺の移動は地下鉄、バス、トラム、郊外電車など交通網が張り巡らされていてとても便利です。さらにバスではベビーカーの乗り降りを運転手さんが手伝っているのもよく見かけとても親切です。

パリ公共交通機関路線図 RATP公式サイトより引用 詳細はこちらからダウンロード

しかしながら、フランスはストライキの国と呼ばれるくらいストライキが頻発します。そしてその期間公共交通機関も含めてストライキ対象の施設がストップします。

最近ではオリンピック期間中に職員が夏休み休みも取れず働かなければいけない状況への待遇改善や子供預けられる施設の確保などを求めてストライキが計画されているなど、労働者の権利主張が強いのです。もしオリンピック期間中のストライキとなれば最悪の場合、地下鉄などが動かない事態も予想されるのです。

現在パリの地下鉄は①号線④番線⑭番線の3路線が自動運転となっており、この3路線についてはストライキ期間中であっても常に運行していますので、ストライキ中のパリ滞在の場合はこちらの路線を使用するプランを計画するといいかもしれません。

数年前の黄色いベスト運動は大きなストライキとして世界中で話題となりましたが、小さいものは日常的に起きており、つい先日も農業関係の人たちのストライキで凱旋門の周辺にトラクターなどが集結していました。

おやっとポイント④

ネット通販は万国共通便利なツールなのですが、フランスではその受け取りに難がでてきます。

最近は子供のバッグを購入したのですが、「自宅まで」と指定したはずなのに郵便局まで取りに来るようメールが届きました。妻の名前で購入していたため私ではスムーズに受け取れず、2人のパスポートを持って行って説明してようやく受け取ることができました。

また、以前は大物の配送をお願いしたところ終日自宅にいたにもかかわらず不在票が入っており、フランス人の方曰く、「重たいから持ってきたくなかったんだろうね」とのことでした。もう言葉もありません。。

さらに、フランスではキャッシュカードの暗証番号は銀行が発行したものを使用する形式なのですが、その暗証番号が届かないということも以前ありました。銀行からはすでに発送済みなのですが、なぜ到着していないかは不明とのことでした。

キャッシュカードの暗証番号通知が行方不明になるなんて、もう言葉が見つかりません。

まとめ

フランスはとても美しい国です。ただ、生活してみると文化の違いから「おや」っと思うことがたくさん起きます。海外生活はそこを乗り越えていくことがまず1つの成長だと信じ、またいろいろな大変な経験を将来の笑い話に変えていけるといいなと思っています。

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