パリからのんびり2泊3日・ノルマンディ地方への旅【ル・アーブル/オンフルール/ルーアン/ジヴェルニー】

パリ

ノルマンディ地方と聞くと一番にイメージするのはモンサンミッシェルやサンマロを思い浮かべる人が多いと思いますが、今回は同じノルマンディ地方でも別の町:ル・アーブル/オンフルール/ルーアン/ジヴェルニーに行ってきました。

ル・アーブル(Le Havre)

ル・アーブルはセーヌ川が大西洋へ注ぐ河口にある町で、その街並みが世界遺産にも登録されています。パリのサンラザールSaint-Lazare)駅からTERで約2時間半ほどに位置し、落ち着いた雰囲気の町です。

町の中心にはシンボルであるサン・ジョセフ教会や芝生がきれいな大きな公園、トラムの終点駅であるPlage駅にはその名の通りビーチが広がっています。

食事は海辺の町だけのことはあり魚介が堪能できます。私たちは家族4人でこの魚介のプレートと店のおすすめのシュークルートを頼みましたが、もうこの2皿で4人では食べきれないほどの量でした。

魚介プレートを注文すると貝の中身を取り出すための先が2つに分かれた串がサーブされるのですが、我々が黒いタニシのような貝もこの道具で中身を出そうと格闘していると店員さんがさっと現れ、小さな貝はこのレモンに刺さった赤いピックで食べると教えてくれました。

何事も経験あるのみとはこのこと、知らずに大きな道具で小さな貝は取りずらいはずです、子供達も自分たちはあまり食べないのに親のために楽しんで中身を大量に取り出してくれていました。

私たちが行ったレストランはこちら↓

現地に住む知り合いの方から伝統的なビストロで肉料理も魚料理もボリューム満点でおいしいと後生いただきました。

そのほかこちらもおすすめとのことでした。

この旅一押しのオンフルール(Honfleur)

この旅を計画するまで聞いたこともなかった町だったのですが、ルアーブル方面へ行くと話をするとたくさんの人にオンフルールは行った方がいいとおすすめされました。

オンフルールはルアーブルから見てセーヌ川の河口の対岸に位置する町なのですが、小さな町なのに活気にあふれ街並みもとってもきれいでこの旅のハイライトになりました。

町にはフランス最古の木造建築とされるサン・カトリーヌ教会(Église Sainte Catherine)があります。この教会は船大工によって造られたため、天井が船底のような形をしていて独特な印象です。

町をさらに奥へ奥へと進むと高台があり、その頂上からはオンフルールの町が一望でき、坂を上るのに少し体力がいりますが、ぜひこの景色は見てもらいです。

ルアーブルからオンフルールへのアクセスは路線バスで約30分となりますが、本数が非常に少ないため事前の時間確認をお勧めします。バスの時間はSNCFの公式サイトから確認でき、チケットは事前予約ではなくバスの運転手からの直接購入です。子供は無料でした。

ルーアン(Rouen)

翌日向かったのがルーアンです。ルーアンはジャンヌダルクゆかりの地として知られ、彼女が19歳で処刑された町です。また、日本でも人気の画家モネが描いたルーアン大聖堂でも有名です。

私たちが訪れた時にちょうどジャンヌダルクのお祭りが開催されており町は中世の衣装を身にまとった人たちで溢れていました。町には中世のものを売る出店が立ち並び、いろいろな出し物が催されていました。

街並みもコロンバチュール(colombage:木組み)の街並みがとてもきれいです。

中心の大通りには大時計もあり、これがまた町を一段と魅力的なものにしています。

最終目的地のジヴェルニー(GIVERNY)

ジヴェルニーは画家、クロード・モネの家と庭園で知られる町ですが、パリからTERで約1時間の場所に位置していて、この町だけであればパリからの日帰り旅行も問題ありません。

6月のモネの庭園は色とりどりに咲き乱れる花々が見ごろとなっており今回の旅を締めくくる場所として意気込んでいました。

しかしながら、今回の私たちの旅ではここで問題が発生したのです。まず、ルーアンからジヴェルニーへ向かう電車が当日の朝急にキャンセルとなり代替え電車を待って出発しましたが、朝9時台の到着を予定していた私たちの到着は昼の12時ころとなりました。

これはフランスあるあるで急に電車など公共交通機関が遅れたりキャンセルになったりして旅の予定が狂うのです。

到着後駅前からタクシーに乗り移動、モネの家へ入場する列に並びますが、この列が全く進みません。3時間半ほど並び続けましたが、子供たちも退屈を通り越した状況になっていて、まだ入り口も見えない状況に私たちは今回の訪問を取りやめ帰路につくことにしました。

ジベルニーの電車の駅はヴェルノン(Vernon)となっていて、モネの家までは連絡バスかタクシーでの移動が必要です。連絡バスはパリからの電車の到着時間に合わせて出発するので乗り遅れないようすぐにバスへの移動をお勧めします。

まとめ

今回は私たちが2泊3日でまわったノルマンディ地方の都市をご紹介しました。ノルマンディ地方にはモンサンミシェルだけでなくルアーブルの世界遺産や古都ルーアン、モネのジベルニーやおすすめのオンフルールなど見所いっぱいの観光地が盛りだくさんです。

フランスあるあるの公共交通機関の乱れでジベルニーではモネの家・庭園には行けませんでしたがこちらはまた次の機会に日帰りで行ってみたいと思っています。

地方都市、特にヴェルノンやオンフルールなどの小さな町への移動は限られた本数しかないことが多いですので事前に計画を立てておくといいと思います。

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