パリのアパート事情 日本と違う物件探しと入居まで

パリ

パリのアパート事情

パリはそもそも物件が少なくなかなかアパートを見つけるのに苦労するという話を聞いていましたが、新居の決定はその通りの苦戦ぶりでした。ご存じの通りパリは今夏にオリンピックを控えており、不動産屋さん曰く2024年2月現在オリンピック期間中に貸し出しをするため通常の3/4の物件量となっており、さらに賃料が高騰しているとのことでした。

事前にネットである程度自分たちの気に入った物件に目星をつけて内見の予約を取ろうとしても、法人契約のみだったりフランス人の保証人必須と言われたりと内見すらできないまま候補が半分以下となる状況でした。そんな中幸運なことに我が家は自分たちの気に入る物件を比較的早く見つけることができたことは本当に良かったと思います。

不動産検索サイト

私の体験談ですが、日本での家探しの際に不動産屋さんでいろいろ条件を提示するとネットには出ていない物件を多数紹介してくれるかと思いますが、フランスではネットに出ているものがすべてらしいのです。不動産屋さんで他のはないのかと聞くと、不思議そうな顔であったらサイトに載せてるよという返事でした。

ですので、これからパリ(フランス)の物件を探される方は(あくまで私の経験談ですが)ネット検索をし、内見したい物件があればその物件を扱っている不動産屋へコンタクトを取り、内見予約をいれるとスムーズかと思います。

気に入った物件が決まったら

住みたいアパートに出会えたら入居日を決めて書類にサイン、不動産会社の担当者と大家さんなどとエタデリュー(Etat Des Lieux)と呼ばれる内部確認を済ませたら入居可能です。内部はしっかりと確認し、もし壊れているものなどあればエタデリューで申告しましょう。ここでの申告がないと自分たちで壊したものでなくても退去時に補償金を求められる可能性があります。

我が家の新しい生活

子供たちが引っ越しに際し唯一ポジティブにとらえていたのが新しい家への引っ越しでした。今回契約したアパートはセーヌ川沿いにある建物の7階と8階にあたる家具付きのメゾネットタイプのアパートで、8階部分は最上階の屋根裏部屋となっています。屋根裏部分は屋根の傾斜に合わせて大きな窓が斜めに天窓のように設置されていてベッドに寝転ぶと空を望むことができます。
引っ越しを嫌がっていた双子へ新しいアパートが決まった報告をしてからというもの、「新しいアパートは家の中に階段がある!」「天窓から空が見える!」「窓からセーヌ川が見える!」と引っ越しは嫌だけど新しいアパートは楽しみと少し前向きになってくれている様子が見られました。

妻の転勤日が決定し家族全員で一緒に行くことも考えましたが、4人でホテルに滞在しながらまだまだ手のかかる子供たちと一緒に家探しをするのは難しいとの結論から、妻に2週間ほど先に出発してもらい家探しをしてもらうことになりました。我々の到着までに候補の内見から契約まですべて済ませてくれていたおかげで子供達と一緒に到着と同時に入居することができました。本当に感謝です。

到着後すぐに子供たちはお目当ての階段や天窓、景色を実際に自分たちの目で見てとても満足そうにしていました。到着からもうすぐ3週間になりますが、「ずっとこの家に住んでいたい」ととても気に入ってくれています。

アパートの中の階段や廊下などの共有部分はこのように絨毯が敷き詰められていて、おしゃれなフランスアパルトマンの香りを漂わせています。

皆様がいい物件に出会えることを祈っています!

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