【小1双子パリへ引越し】フランスの学校へ初登校

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ついにパリの学校へ初登校

渡仏から2週間、ようやくフランスの学校への登録が完了しこの日を迎えました。二人ともフランス語ゼロのなか迎えた初登校です。フランス語ができないため他の子たちとのコミュニケーションが取れないことが不安で日本出発前から学校へは行きたくないと言っていました。

受け入れてくれる学校が決定したのが木曜日、朝役所からその旨の連絡を受け、受け入れ校の校長先生に直接メールをし通学希望の意思を伝えます。その後校長先生から連絡があり翌日の金曜日に校長先生との面談、翌週月曜日からの登校となりました。

子供達ですが、学校決定からというものこれまでにもまして「怖い」「いやだ」を繰り返すようになり、当日はなんとか説得をして登校させましたが子供は不安いっぱい、そして親もいったいどんな顔で帰ってくるのか不安で仕方ありませんでした。

校長先生と事務員さんに迎えられての初登校の様子です。

フランスの学校システム

フランスは3歳から義務教育が開始し、3歳(PC)4歳(MS)5歳(GS)をエコール・マテルネル(幼児教育)で過ごし、日本の小学校入学より半年早い9月にスタートし6歳(CP)7歳(CE1)8歳(CE2)9歳(CM1)10歳(CM2)の5年間がエコール・プリメール(小学校)となります。その後中学4年間(6ère、5ère、4ère、3ère)、高校の3年間(2ère、1ère、Terminal)と続きます。

子連れの海外転勤でよく聞く「言葉が話せないから一つ下の学年に入る」を我々も意識し、どうしようかと頭を悩ませていましたが、校長面談の際に一つ上の学年であるCE1(2年生)への編入となりました。フランスは言語が話せる話せないではなく、年齢(対象年の1月から12月生まれ)によってのみの振り分けだということでした。

今回うちの双子たちはフランスの公立校への入学を決めましたが、これが私立だったりインターナショナルスクールだったりすると違ってくるかもしれませんが、これからフランスへの駐在の可能性があるご家族様は公立校への入学の場合このポイントは憂慮しなくてもいいのかもしれません!

パリでの学校選び

まずパリでの子供の学校選びで候補としたのが英語で学べるインターナショナルスクールです。パリにインターナショナルスクールはたくさんあるのですがそのほとんどが英語・フランス語ミックスのバイリンガルのインターナショナルスクールでした。

こちらはたくさんあるのですが、両言語ができないうちの子供達にはなかなかハードルが高いと断念しました。次に英語のみのインターナショナルスクールですがパリに3校のみ、そしてそのどれもがものすごく高い。もう経済的にあきらめるしかありませんでした。

日本人学校もありますが、パリ郊外にあり毎朝バスで30‐45分ほどかかる位置であることをはじめとしていろいろと情報収集をする中で我が家のイメージするものとの違いを感じ候補から外しました。

そうすると現地私立か公立かの判断となり、私立の方が教育カリキュラムしっかりしているという話は聞きましたが言葉の話せない双子たちにとってはあまり意識するポイントではないと判断し公立校を選びました。

学校リスト

英語のみ

バイリンガル

パリ日本人学校

公立校のメリット

まず大きなメリットとして学費無料があげられます。支払うお金としては各家庭の所得に応じて1食0.13ユーロ(約20円)から7ユーロ(約1120円)の給食費のみとなります。驚いたのは教科書は貸し出しで使用後は学校へ返却し、ノートや色鉛筆なども支給され費用がかからないということでした。
*給食費の円換算は執筆時の対ユーロレートである約160円で計算しています。
*鉛筆、色ペン、のり、筆箱、カバンなどは実費で用意が必要でした。学校により多少の差異があると思います。

非フランス語圏の学生向けのフランス語集中教育プログラム(UPE2A)

また、非フランス語圏の子供たちへのフランス語サポートとしてUPE2Aというシステムを公立校へフランス政府が導入しており、そのプログラム指定校である各学校でそのサポートを受けられます。
*こちらで対象校を検索可能

小学校初日の感想

さて、話は戻り初登校の我が家の子供達ですがなんとスキップで息子が、そして笑顔で娘が出てきました!そして二人の口から「楽しかった!」の一言が‼きっと「もう行きたくない」とか言うんだろうななど予想していましたが、なんとなんと楽しかったと!

親としてどんなにほっとしたことか。すぐに妻にも連絡し二人で胸をなでおろしました。優しく迎え入れてくれた校長先生をはじめとして、クラス担任の先生方に感謝しかありません。

ちなみに楽しかったポイントとしては、アルファベットの読み書きができることをすごく褒められたこと。そして日本で続けていた公文のおかげで算数の時間は計算のスピードに周りの子たちが驚き、立ち上がってのぞき込んできていたようでそれがうれしかったようです。

最後に

うちの子供たちの海外初登校の様子をご紹介しました。各ご家庭や引っ越し先の国の環境で違いは大きくあると思いますが、子供たちが”その環境に馴染んでくれるか”は親として共通の関心ごとではないでしょうか。皆様の体験談もご共有いただけるとありがたいです。

フランスのランドセルについてこちらから。
フランスの小学校の様子についてこちらから。
パリ(ヌイイ)の公立小学校登録についてこちらから。

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