フランスに来て1か月が経ちました。【1か月目の現状報告】

パリ子育て
散歩道にて

パリに到着して5週間、子供の小学校開始から3週間

フランス到着後1か月が経過し住んでいる地域の雰囲気もつかめ、作る食事にもだいぶバリエーションが出せてきてようやく生活が落ち着いてきました。

子供達も相変わらず通学は楽しんでくれているようで、その日学校でやった内容など話してくれます。体育は初回のレスリングに始まり、フェンシング(やわらかい刀で戦う)やダンスなどやっているようです。

また、校長面談日に親も二人の入る教室を見学し、クラスメイト達の雰囲気も見せていただきました。とても落ち着いて勉強しているという印象を受けましたが、子供達からは実際はうるさくて毎日先生に怒られてるよとか、食堂での食べ方はみんな汚いとか実情をいろいろと報告してくれています。

親の心配と子供の成長

我が家はフランスの現地校に入学させ現在フランス語で授業を受けています。現在7歳の双子ですが、会う人会う人に「子供はあっという間に言葉を覚えるから心配ない」と言われますが、やはり親としては心配な部分です。現状少しずつ単語は覚えてはいるものの、まだまだ言葉は出てきません。

当たり前ですが、コンピューター入力のようには入っていきませんし、少しずつ何度も何度も同じ単語を繰り返すという地道な練習をする毎日です。これからどう語学が伸びていくのか、私たちの選択は間違っていなかったのか、そしてそれは子供たちにとって有益だったのか。将来今を振り返った時に後悔が残らないようしていきたいです。

とはいえ、この一か月で変化が見られた部分もあります。例えば、公園で知らない子と遊び始めたことです。これまでは言葉が通じないということで「フランス人は怖い」と感じていたようで、なかなかほかの人と接することを避けていました、ですが、この週末は公園で偶然出会った子と楽しそうに一緒に遊びました。

相手はフランス語でいろいろ話しかけていましたが、もちろん理解できないのでそこはスルーし、ボディージェスチャーでなんとかコミュニケーションを取りながら、追いかけっこやボールを投げあったりという感じです。

また、初めてクラスの友達と公園で待ち合わせて遊びにも出かけました。こちらも話せないながらにじゃれあっている姿があり、これが子供のすごいところなんだなと感心させられました。子供を通じてその親御さんとコミュニケーションを取る機会にもなり親としてもありがたいです。

フランスパンを買ってみる

もう一つの成長はパン屋さんでの買い物に挑戦したことです。「パンをください」という一言だけ覚えてからレジで注文→お金を払ってくるというのをやりたいと言い始めました。親が近くにいるとお店の人も子供に注意がいかない(子供が何か言っても聞いていない)ので、子供だけで注文へ行かせました。

フランスでは日本のケーキ屋さんのように、ほしいパンを店員さんに伝えて購入するスタイルです。なのでパン1つ購入するにもコミュニケーションは必須となります。そして無事パンを片手に戻ってきた顔は満面の笑顔で達成感にあふれていました。

親としてできることは

スイスに3年ほど駐在しこの度帰国した知り合いの方はお子さんが現地で英語インターの小学校に通われていたそうです。学校は英語の環境でしたが、そこに通う日本人といつも一緒にいて、あまり発話は伸びなかったそうです。

ほかにも、駐在の方のご家庭では外国に住んでいても外国語習得がうまくいかなかったという失敗談はよく聞きますし、その言語を使用する頻度や質はもとより、子供にとっても必要性が高くなければその言語習得は進まないとする論文もあります。

つまり、子供の外国語を伸ばすにはそれを学べる環境を整えるのはもちろんのこと、子供の成長だけに任せるのではなく、まず親である私たち自身もコミュニティの幅を広げ、そこに子供と一緒に積極的に参加しながら子供たちの学びのフォローしていくことが大切なのではないでしょうか。

まとめ

海外に来て1か月ではいくら子供とはいえまだ新しい言葉を話し始めることはありません。ですが、日々着実に何かをつかみ成長する姿を見ることができています。

毎日いろんなことで怒ってばかりですが、そんな中でも成長してくれている子供達へ感謝しながら、日々の小さな成長を糧に親の役割を全うしていきたいと思います。

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