知られざる秘境・西アフリカのギニアはこんなところ パート2

ギニア

上記関連記事でもご紹介している西アフリカの秘境・ギニアでの生活をご紹介します。ギニアは現地で暮らす日本人は50人にも満たず、99%以上の日本人が訪れることのない知られざる国です。

ギニアの交通

街中を動き回るにはたくさんいる黄色いタクシーかバスが通常の移動手段となりますが、基本的にどちらも乗り合いとなっています。乗り合いですので、タクシーはすでに乗客がいる場合目的地が同じような場所であれば乗車可能です。ほかの乗客がいない場合は割増料金にはなりますが貸し切りでも対応してもらえます。

バスはこんな感じでカラフル公共交通機関と書かれていますが、本当に公共交通なのかはわかりません。行き先の表記はなく、現地の人は運転手の掛け声や手の動きで目的地を判断するようですが、外国人には全く判断できません。私は一度も乗ることはありませんでした。

市内ではなく遠方に出ているバスもあり、その場合には荷物が山盛りに積まれます。たまにヤギや鶏などが生きたまま吊るされて運ばれているのを目にすることもあります。

ギニアの国民性ですが私個人の感想では基本的に温厚、日々の生活で危険を感じることはあまりありません。

ギニアのお土産①木彫り

まずアフリカのお土産としてイメージするのは木彫り置物ではないでしょうか。ギニアにも当然あります。値段はサイズにもよりますが、木の材質によって値段が変わってきます。

赤っぽい木が一番安めで黒光りしたものが一番高額です。木彫りは人の形をしたものからお面や動物までいろいろとありますが一番のおすすめはニンバ様です。

ニンバ様はギニアの豊穣の女神で、あの画家・ピカソもインスピレーションを受けたと言われており、パリのピカソ美術館にもニンバの展示があります。日本へのお土産のため大人買いしました。小さいもので1つ300円程度、右上の一番大きな上質なものは5000円ほどでした。

ギニアのお土産②布

次にご紹介するのがアフリカの布です。市場などでは生地屋さんが立ち並び好きな生地をパーニュという単位で購入します。1パーニュが180cm×100cmくらいの大きさではないでしょうか、値段は大体1パーニュ500円くらいです。

生地だけでもきれいなのでそのままお土産にされてもいいかと思いますが、現地仕立て屋さんで仕立てもしてもらえます。シャツやパンツ、バッグなど手持ちのものや図面、写真などを持っていくと同じように1~2日で仕立ててくれます。

こちらも日本へのお土産用にたくさん仕立ててもらいましたが、仕立て屋さんで値段もバラバラ。外国人がたくさん頼んでいるお店では1つ500円くらいを請求されるのに対し、外国人客がいないお店で交渉すると現地価格なのか100円かからない程度で作成してくれます。

派手な柄のアフリカ生地はタグなどを見るとギニア生産ではなく近隣国での生産のものがほとんどなのですが、これに加え、ギニアでは藍染の生地が国産で多く生産されています。

買い物をする際のワンポイントとして、商品を購入する際には必ず金額交渉をしてください。お土産屋さんなど外国人を対象としたお店はすべて外国人価格となっており、初めの提示額はかなり高額です。

おまけ:日常の一コマ

コナクリの街中にはのら豚やのらヤギが歩いています。のら犬はよく聞きますが、街中を豚やヤギが歩いている光景は日本人にとっては非日常です。

こういう生活環境のためかやはり訪れるにあたり予防接種は欠かせません。黄熱病は入国に必須ですし、B型肝炎をはじめ髄膜炎、狂犬病など私も11本ほど予防接種をしての入国となりました。

まとめ

ギニアには街中にのらの動物はいますが、「アフリカ」でイメージするようなサバンナがあってそこに暮らす動物たちという世界はありません。ギニアは雨量が多く密林地帯がたくさんあり、動物は森林地帯には野生のチンパンジーが生息しているようですがそのほかの動物を見ることはほぼできません。

おそらくこの情報を現地で利用されるひとはほとんどいらっしゃらないとは思いますが、日本から遠く離れた西アフリカの地にはこんな生活があるというご紹介です。本内容がアフリカにご興味のある方のほんの一助にでもなれば幸いです。

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