骨・骨・骨の博物館!パリの国立自然史博物館にて迫力満点の展示を堪能

パリ観光お役立ち

フランス国立自然史博物館とは

フランスの国立自然史博物館(Muséum national d’Histoire naturelle:MNHN)はアメリカの国立自然史博物館、イギリスのロンドン自然博物館と並んで世界三大自然史博物館の一つに数えられています。

しかし、これは1つの博物館を指すものではなく、フランス国内の6つの博物館、5つの庭園、4つの動物園そして2つの図書館の総称です。

それぞれの博物館は「人類学」「進化ギャラリー」「古生物学・比較解剖学」「地質学・鉱物学」「遺跡」などの専門分野に分かれて各館の入場料も個別に必要となります。

詳細は下記公式サイトより:

Galerie de Paléontologie et d’Anatomie comparée(古生物学と比較解剖学博物館)

この日はパリ5区にあるパリ植物園(Jardin des Plantes)で友人家族とピクニックをし、子供たちを遊ばせていました。パリ植物園には進化大ギャラリーをはじめとしたいくつもの博物館や動物園や温室がありそれぞれがフランス国立自然史博物館として数えられています。

せっかくここに来たからにはと友人の提案で古生物学と比較解剖学博物館を訪問しました。名前だけ聞くと何のことやらで私自身も入館するまでたいして興味もわかずといった状態でしたが、入館すると入り口に向かって展示されている骨に圧倒され思わず見入ってしまいました。

【料金】入場料は25歳以下は無料、一般料金12ユーロ

入ってすぐにこちらに迫ってくるように展示された骨の数々に一気に引き込まれます。像やキリンをはじめ2,500以上のな動物の骨格標本を観察できます。

私のお気に入りはこちらのサイです。巨体の細部の骨までしっかりと展示されています。なんだか笑っているように見えませんか?

こちらはクジラの骨格標本です。鯨ひげまでしっかりと残っています。

博物館の1階部分は現代の陸上・水中生物の骨格標本が展示されています。

博物館の2階は古代生物の骨格標本フロア

2階へ移動し古代動物のフロアでまず目を引くのがこちらのマンモスです。下から見上げるとその大きさに驚きます。

子供達も何やら説明を読んでいる様子。

さらに展示は進み、恐竜コーナーではティラノザウルスの頭部骨格やトリケラトプスなどの展示もありました。

2階部分で私が興味をひかれたのはこちらの古代わにです。こんな大きなのに襲われたらひとたまりもないなと想像してしまいました。

こちらに展示のある巨大恐竜はしっぽの先まで完全に骨が残っていて、一番細いしっぽの先端の骨は大人の指ほどの細さで、長いしっぽの先までしっかりこんな小さな骨が入っているんだねと子供と感心しました。

2階上部の展示スペースでは小さなものから大きなものまで大量のアンモナイトが展示されていて、古代生物が好きな人にはたまらない展示となっています。

まとめ

今回はパリで出会った大迫力の骨格標本の博物館のご紹介でした。骨に特化した博物館で普段見られない「骨」を現代の生物から古代生物まで堪能でき、子供もこの骨はどの動物かとクイズにしたりと楽しそうに観察していました。

しかし、やはり疲れるのか終盤は3人でベンチに座って休憩したりという状況で、パリの国立自然史博物館として園内に他の博物館もありますが、子連れだと1日1つが限界かもしれません。

植物園へは無料で入場することができ、天気のいい日には緑に囲まれたピクニックスペースでのんびり過ごすのもとても気持ちがいいです。

ぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

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